12.22仁徳天皇陵清掃奉仕活動 活動報告
【概要】
今回は、私、1名だけによる仁徳天皇陵清掃奉仕活動となりました。
平成も終わりをむかえる陵墓清掃。
正直、盛況とは言い難い、寂しい陵墓清掃でした。
自分が信じてやってきた皇統護持活動は正しかったのかどうか?
色々考えたけど、雨があがって、ご歴代が活動を許してくださっていることに感謝し、考えるのをやめました。
本当の天皇陵の価値を見つける縁として。
これからも、粛々とやっていこうと思います。
状況としましては天皇陵周辺は概ね綺麗に維持されていました。
しかし、タバコの吸殻やお菓子の袋、惣菜のプラスチック容器等、所々に落ちていたので回収いたしました。
空き缶などは例年になく少なくなっておりました。
1人作業にしては清掃の成果はあったと思います。
周濠内は台風による暴風で飛ばされたと思われるものや、ポイ捨てと思われるゴミが所々に見受けられました。
台風被害の倒木などの整備も少しづつですか進んで様子です。
尚、回収したゴミは私が責任をもって自宅に持ち帰りました。
【要点】
・仁徳天皇陵周辺においては全体的に綺麗に清掃されており、美観も良好であった。
・所々に、タバコの吸殻、プラスチック、紙くず等のゴミがポイ捨てされており、回収した。
・濠内に台風で飛んだりしたゴミが散乱しており、手が届く範囲のゴミは回収した。
【総評】
天候にも恵まれ、良い清掃活動を実施することが出来ました。
清掃をするだけではなく、自然、歴史、人、文化とふれあうことの大切さを改めて学ばさせて頂きました。
ご歴代の御霊が祀られている天皇陵の清掃をさせて頂き、堺市民として、微弱ながら、美観維持のお役に立てたと思います。
志をもった個人のボランティア活動でありますが、今後も不定期に継続してまいりたいと思います。
宜しくお願います。
【願い】
・仁徳天皇陵をはじめとする天皇陵を含む、「百舌鳥古市古墳群ユネスコ世界文化遺産登録推進事業」に反対します。
・天皇陵は遺産でも、古墳でもありません。現在も天皇、皇室に受け継がれている皇室用財産であり、生きた陵墓です。現行のまま、宮内庁管理にて、天皇陵の尊厳と御霊の静安が保たれることを願います。
・戦後、僅かながら天皇、皇室に残された皇室用財産である天皇陵を観光財源としての利用するのをやめて頂きたい。
・大阪府、堺市、藤井寺市、羽曳野市、超党派の議員連盟が推進している「百舌鳥古市古墳群ユネスコ世界文化遺産登録推進事業」ですが、観光誘致による特需に過剰に期待していないか?東京オリンピック、大阪万博といった国際行事の誘致と同じく、世界遺産行政も観光誘致による特需に依存した経済政策の一環であると思われるが、そのような特需型の経済政策は特定の企業や地域のみ恩恵を得るものではないか?それよりも、大阪府下の企業や地場産業の活性化や、格差是正、貧困対策に予算を投入したほうが、経済効果はあるのではないか?
・仁徳天皇は仁政の天皇と呼ばれ、「民のかまど」から、人々が炊事をする煙があがるまで免税をしたと伝えてられている。大阪府、堺市、藤井寺市、羽曳野市、超党派議員連盟は仁徳天皇の偉業に学び模範とした経済政策を実施して頂きたい。
・天皇陵は我々、人間だけのものではなく、竹、木、草、花、動物、鳥、魚が暮らす自然の宝庫でもあり、人間の我儘で観光誘致せず、都会、工業地帯から逃れた自然の仲間たちを保護して頂きたい。
・地域住民の方々も日頃から、美観維持、軒先の清掃に励み、閑静な住宅街で快適な生活をすごされていると認識しています。快適な生活空間、居住環境が、観光誘致によって一変し、不利益な問題も起きる可能性がある。
・百舌鳥駅は各駅停車の電車が停車しないが、観光誘致をしても、交通インフラに不備があり、現状においては、然程、経済効果は期待出来ないと思われる(※交通インフラの条件をクリアすれば良いというものでない)。「百舌鳥古市古墳群ユネスコ世界文化遺産登録推進事業」について、どんぶり勘定の箱物行政としか思えない。高度経済成長期やバブル期をトレースしたような誘致事業や箱物行政が、時代のニーズに応えるものとは思えないし、賛成できない。
以上が私達の願いです。
最後に。
今回の清掃奉仕活動を通じて、様々な学びを得ることが出来たことを仁徳天皇の御霊に感謝致します。
ありがとうございます。
堺市民 木島伸一拝
了
仁徳天皇陵から浮かぶ月
※この活動報告は首相官邸及び関係府省、大阪府担当課、堺市担当課に、意見投稿として、送信しております。宜しくお願いします。
※各意見フォームには、文字数制限があるので編集して要点だけを連絡しています。
大阪府百舌鳥・古市古墳群世界文化遺産登録推進本部会議
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