鼻血と原発事故に関する自民党議員の国会会議録

最近、炎上している美味しんぼのニュース。


では、福島原発事故発生時の森まさこ議員をはじめとする自民党の国会議員の発言を改めて振り返りたいと思います。


・森まさこさん(自民党
例えば、具体的にこんな心配の声をお寄せいただいています。子どもが鼻血を出した、これは被ばくによる影響じゃないかと心配なんだけれども、それを診察してもらった、検査してもらった、そのお金はどうなるんですかということです。


山谷えり子さん(自民党
井戸川町長が雑誌のインタビューでこんなことを言っていらっしゃいます。
私は脱毛していますし、毎日鼻血が出ています。この前、東京のある病院に被曝しているので血液検査をしてもらえますかとお願いしたら、いや、調べられないと断られましたよ。我々は被曝までさせられているが、その対策もないし、明確な検査もないという。本当に重い発言だと思います。
http://pbs.twimg.com/media/BnSUIHDCYAEyECz.png


・熊谷大さん(自民党
大きな不安はないというふうにおっしゃっていますが、ほかの県南の地区も、これ、保健便り、ちょっと持ってきました。ある小学校の、県南の小学校の保健便りです。
四月から七月二十二日現在の保健室利用状況では、内科的症状で延べ人数四百六十九名。内科的症状では、頭痛、腹痛、鼻出血、これ鼻血ですね、順に多くということ、これ結果で出ているんですね。これ、県南でもやっぱりこういう症状が出ると心配になるんですよ。それにどういうふうに、本当に不安はないと言えますか。


国会会議録を2chより転載


上記の国会会議録だけではなくて、地方行政のほうの資料も見てみよう。

【一次資料有り】鼻血は出ていた!【福島県伊達市】小学校の『保健だより』に「1学期間に鼻血を出す子が多かった」 (2011/7/30 SAVE CHILD) http://radiation7.blog.fc2.com/blog-entry-3578.html


議事録PDFの888行目以降の内容に注目。http://www.town.fukushima-futaba.lg.jp/secure/4121/20130403_10thiinkai_gijiroku.pdf


以下、議事録888行目より転載。


888 【郄野 重紘 委員】
889 今木村先生が言ったことで、私は 3 月 12 日の朝7 時半にもう既に逃げまして、郡山から蔵王
890 まで逃げたんですが、実は私は体内被曝をしてまして、10月 16 日の時点で、471㏃の内部被曝
891 しています。実際に私朝 7 時半に逃げていますので、木村先生の言ってることわかるんですよ。
892 そんで実際にこのことを福島医大にも何回も電話かけました。そしたら「爆発前に逃げてれば内
893 部被曝は起きてない」という回答でした。特に私の場合は 12 日の朝 7 時半に逃げて 3 月 20 日
894 前後に鼻血が2 日間止まらなかったんです。その後帯状疱疹になったりいろいろしたもんですか
895 ら、福島医大に何回も電話をかけました。県の方にもかけましたし、国の方にもかけたんですが、
896 電話は取り合ってくれません。「こちらに電話してください、こちらに電話してください」とい
897 うことで全然取り合ってくれません。実際に私がもう福島医大のある人からは「食べ物、放射能
898 の食べ物を食べたでしょう」と言われたんですが、実は私は逃げてから、こんなことを言うとみ
899 んなに叱られますが、私は福島県宮城県、あと岩手県の一部、千葉県と茨城県、あとお茶も一
900 切飲んでおりません。お茶にも放射能があるということで一切飲んでいませんし、体内被曝は考
901 えられません。そして魚は太平洋の魚は全然食べていません。私は、魚は全部日本海の魚を食べ
902 てますし、寿司はわざわざ山形県の酒田まで行って食べています。徹底して私は放射能は食べて
903 ませんので、体内被曝は3月12日の朝7時半まで、3時45分から私は工務店やってましたので、
904 自分の建築した家を全部電気をつけて確認するために、山田地区と大熊町の野上地区を駆け足で
905 回って見て歩きました。その間に被曝したというのは自分でもわかってますので、私は政府の発
906 表は信用できないと、そちらのこちらに電話しているんですが、実際に取り合ってくれません。
907 鼻血出たのも、2 日間鼻血止まらなかったということも信用していただいていません。それから
908 今木村先生が言っていることは実質的に本当だったなとそういうふうに考えております。以上で
909 す。


以上、議事録909行目まで転載ここまで。


このような国会会議録と地方行政の議事録を見て、みなさんどう思いますか。


あの東日本大震災福島第一原発事故の当時の状況を、多くの人が思い出したと思います。



もう少し、見て頂きたい資料があります。


鼻血は出ていた!【福島県伊達市】小学校の『保健だより』に「1学期間に鼻血を出す子が多かった」 (2011/7/30 SAVE CHILD) http://radiation7.blog.fc2.com/blog-entry-3578.html


上記ソースのように、実際に学校でも同様の体調の異常が報告されています。



これらの情報が、原発事故による放射能汚染による内部被曝によるものであるとは断定は出来ません。


臨床データが無いのですから。


原発事故発生後の当時の政府対応を思い出してみましょう。


事故発生から、放射能漏れよる汚染の状況を計算して予測するSPEEDIによる測定と放射線の実測調査を実施ていない。


ベンド作業が、菅直人総理大臣の福島第一原発事故の訪問によって遅れたことにより風向きが内陸側に変わった時にベントせざる得なかった。


✕水素爆発事故発生✕


福島第一原発の風下にある避難所に指定されている小学校に、避難指示なし。ヨウ素剤も配布されなかった。


何の情報も無かったので、多くの子供たちが通常通り屋外で非常食を食べていた。


・・・・・・・。。。。。。


私はありえない対応だと思います。


これを訴えたのが、森まさこ議員です。


今回の漫画、美味しんぼの内容をもって私は危険を煽るつもりはありません。


だた、鼻血や体調の異変が風評なのか原発事故による影響なのか。


これについては、風評と断定することも違うのではないかと思います。


つぶやきに書いたとおり、世界で最も悪質残虐で悲惨なホロコーストである広島・長崎原爆の低線量被曝についての臨床データは米国が機密として保管しているので残念ながら日本にはありません。


チェルノブイリ原発事故の低線量被曝の臨床データも、勿論ありません。


私は、臨床データに基づく検証をきちんとやることが大切ではないかと申し上げたいのです。


その為には、希望者に対して定期的に甲状腺の検査・ガイガーカウンターによる内部被曝の線量測定・尿検査や血液検査による放射線物質の検出検査等の検診・診察を受けることが出来るような制度を考えることがたいせつではないでしょうか。


本来ならば、2011年の水素爆発の時から定期的に検診・診察を実施し臨床データを確保しなければいけません。


しかし、今からでも良いのでやるべきでしょう。


臨床データの結果と鼻血や体調異常の状況を照らしあわせれば風評なのか原発事故による放射能汚染による影響なのかも解るかもしれません。


チェルノブイリ原発事故では、事故発生から3〜5年後に放射能汚染による影響がでました。


目には見えないものですから、不安や恐怖を無くすことは無理です。


ましてや、あのような大規模な事故と、滅茶苦茶な事故対応と、原発再稼働ありきの現状を見て電力会社や政府の言うことを私は信頼できません。


だからこそ、逃げるんじゃなくて、放射能を可視化していく作業が必要なのではないでしょうか。



東電幹部が海外に逃亡しているようですが、被災者や被災地と向き合わなければいつまでたっても風評も実害もはっきり解りません。


放射能を出来る限り可視化していくことによって、不要な不安を取り除いて、実際の問題を浮き彫りにすること。


私の願いは、それだけです。


美味しんぼも、漫画なのですが国の対応も漫画とあまり変わらないようではいけませんよね。


放射能を可視化する作業。


これを、しっかりやることが国民の願いではないでしょうか。


真の意味での【絆】が試されています。


この日記を読んだ皆さん。


どうか、自分自身で考えて自分の意見を政治に届けてください。


どうか、宜しくお願い申し上げます。


この日記を読んだ皆さんの幸福を心から祈ります。


木島伸一拝