大阪の脱北者グループが北朝鮮批判のビラを撒いているそうです。

内容は以下の通り

http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=00451
より転載


(1)朝鮮総連に強く反省を求める!

一 北朝鮮軍の韓国延坪島砲撃に組織の総力をあげて抗議し、その責任を追及するのが、あなたたちの責務です。
一 北朝鮮の3世代世襲支配は近代社会にあるまじき行為です。
一 北朝鮮公開処刑政治犯収容所など恐怖政治の廃絶に取り組みなさい。
一 北朝鮮にいる在日コリアンの親族の生活と人権を守りなさい。
一 北朝鮮に拉致された被害者を救出するために行動しなさい。
一 北朝鮮の核開発・ミサイル開発と軍事挑発を止めさせなさい。
一 脱北して日本に戻った帰国事業の被害者に謝罪し、損害を補償しなさい。

北朝鮮では、政府に抗議する行動は政治犯として、処刑されるか政治犯収容所に送られます。しかし、朝鮮総連の幹部たちは身の安全が保障された日本社会に住んでいて、言論の自由を保障されています。
北朝鮮政府の在外公館であると自認する朝鮮総連こそ、北朝鮮政府と朝鮮労働党不法行為を正し、近代社会の一員として行動できるよう、身命を尽くして努力しなければなりません。
在日韓国・朝鮮人の心からの願を代弁するのが、あなたたちの最小限の責務です。その責務さえ実行できないならば、朝鮮総連を解散しなさい。


北朝鮮を脱出して日本にもどった脱北者北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会有志一同

(2)朝鮮学校の授業料に税金を投入してはなりません!

朝鮮高校の歴史教育は、若者への洗脳に当る虚偽と歪曲の教育です。
★ 金日成金正日独裁政権への崇拝と忠誠心を育てようとしています。
★ 北朝鮮が韓国に侵攻した朝鮮戦争の始まりを、次のように歪曲して教えています。
「李承晩は(中略)38度線の共和国地域に集中的な砲射撃を加え、6月25日には全面戦争へと拡大した。(中略)尊敬する金日成首席様におかれては(中略)敵の武力進攻を阻止し即時反攻撃にうつるよう命令をおくだしになった」
(『現代朝鮮歴史』高級1朝鮮学校教科書79ページ。星への歩み出版社発行の日本語約による。)
★ 1987年11月の北朝鮮による大韓航空機爆破テロについて、次のような虚偽を教えています。
南朝鮮当局はこの事件を『北朝鮮工作員金賢姫』が引き起こしたとでっち上げ、大々的な反共和国騒動を繰り広げ、(中略)盧泰愚『当選』に有利な環境を整えた」(『現代朝鮮歴史』高級3、34ページ。)
★ 日本人拉致については、総連は一言も謝罪せず、北朝鮮政府の責任もまったく教えていません。
「日本当局は『拉致問題』を極大化し、反共和国、反総連、反朝鮮人騒動を大々的に繰り広げることによって、日本社会には極端な民族排他主義的な雰囲気が作り出されていった」(『現代朝鮮歴史』高級3、122ページ。)


在日脱北者人権連合と北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会 の有志一同

(3)北朝鮮労働党225局の指令を受け、朝鮮総連が朝鮮高校の教科書内容改訂と経理透明化を拒否!

朝鮮高校で行われている“教育”に税金を投入して支援してはなりません。

朝鮮高校の歴史教育は史実を歪曲したものです。重大な歴史事実である朝鮮戦争大韓航空機爆破事件、日本人拉致問題などについて若者たちの判断を誤らせる内容です。
北朝鮮工作員が実行した1983年のアウンサウン廟爆破事件(韓国の閣僚ら17人が死亡)については、一言も書かれていません。
このような内容の“教育”に日本の税金を支出してはなりません。
文科省は教科書内容の改訂などの条件を付けて朝鮮高校へも授業料無償化を適用する方針を表明しています。しかし、2010年11月20日産経新聞によると、北朝鮮労働党の指令を受けた朝鮮総連は、「教科書内容の改訂」にも「経理の透明化」にも「断固拒否する」方針を固めました。11月23日に総連の地方本部委員長や高校校長を集めて開く「民族教育強化の年」会議で、この方針を発表の予定と報じています。

記事は「北朝鮮本国からの指示が明らかになったことで、本国―朝鮮総連朝鮮学校が指示命令系統で一本に結ばれていることが裏付けられた」と述べています。文科省はこれらの事実を直視し、無償化適用の方針を撤回すべきです。

朝鮮の民族教育を支援しようという「良心的」な判断もあって、自治体が年間7億7千万円ほどの補助金朝鮮学校に支給してきましたが、北朝鮮のカルト的支配の体制を支えるための“教育”であることをしっかり認識し、若者たちの未来のためにも、このような“教育”に税金を投入することは、止めなければなりません。

朝鮮高校の『現代朝鮮歴史 高級1−3』が星への歩み出版から日本語に翻訳されて発行されています。これまで表に出されることがなかった朝鮮高校の教科書です。朝鮮高校の教育内容を知る上で、とても貴重な文献です。ぜひ、その内容をご自身でご覧下さい。ご注文は下記のところへお願いします。

星への歩み出版  Tel/Fax 072-990-2887
mail hosihenoayumi@gmail.com
在日脱北者人権連合 と北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会 の有志一同

転載終わり


神鬼談話

色々問題がある朝鮮学校の無償化問題ですが、金正日体制から切り離した上で、正しい民族教育と学問を、在日の学生達が勉強できる環境において運営されるべきでしょう。

運営については勿論、保護者や民間によって健全に運営される事・・何より南北統一を果たした上での本来の本国の支援によって、運営が確保されるのが自然ではないかと思います。

これは日本の高等教育についてもいえることで、自分の子供の教育については、保護者がその運営の一端を支える事が大切です。

親が教育や学校運営に費用を費やす事は、教科書の選定や思想教育の問題にも発言する権利を確保するために必要です。

民主党による高等学校の一律無償化の影に、支援団体の日教組が関わっている事を忘れてはなりません。

日本人だろうが、外国人だろうが、子供守るべき親は、保護者の責任として、学校運営費を負担し、その一端を担う事を放棄することは、非常に危険な事だと思います。

最後に。

独裁体制指揮下から解放され、朝鮮学校が普通の外国人学校になる事を望まない人はいないでしょう。

出生出自を選べない在日の子供達が、本当に人間らしい教育を受けるられるようになることを願っています。


神鬼