拉致被害者救出の国内世論をリードしよう

[国際]ニュースより転載


北朝鮮でも数百人デモ発生、治安部隊と衝突、4、5人死亡か 不満が爆発
2011.2.24 09:38
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110224/kor11022409400001-n1.htm

 【ソウル=加藤達也】24日付の韓国紙・朝鮮日報は、中国国境の北朝鮮の都市、新義州で18日ごろ、住民数百人が治安部隊と衝突したと報じた。北朝鮮内の消息筋の情報としている。住民側の被害規模は未確認とされるが、4、5人が死亡したとも伝えられる。

 報道によると、金正日総書記の誕生日の連休明けの18日ごろ、市場で商品を売っていた住民を取締中の保安員(警察官)が殴って意識不明の重傷を負わせた。家族が抗議して騒ぎになると、市場関係者らが次第に同調しデモに発展。さらに一般住民も加わり、拡大する兆候がみられたため、当局は秘密警察の国家安全保衛部と軍を投入し、デモ隊を強力に鎮圧した。この騒動で住民4、5人が死亡し、数人が負傷、新義州一帯には非常警戒態勢が敷かれたとの話も広がっているという。

 新義州では金総書記の誕生日に約束された配給がなかったため住民の不満が強まっていた。消息筋は「これまでたまった不満が(暴力的な)取り締まりで爆発したことが原因」と話しているという。


「生きていけない。明かり、コメよこせ」北朝鮮各地で騒動発生 韓国紙
2011.2.23 11:00
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110223/kor11022311020001-n1.htm

 【ソウル=加藤達也】23日付の韓国紙、朝鮮日報北朝鮮内の消息筋の話として、金正日総書記の誕生日2日前の14日夜、平安北道の竜川や宣川などの地方都市で住民が電力と食糧を要求する騒動を起こしたと報じた。

 報道では、同日午後8〜9時ごろ、少数の住民が「このままでは生きていけない。明かり(電力)、コメをよこせ」と叫び始めた。次第に同調者が増え、各地で数十人規模となったため、保安機関が調査に乗り出したという。

 消息筋は北朝鮮当局が金総書記の誕生日を祝って平壌市内の夜景を演出するため、竜川などへの送電を中断し、平壌に電力を送ったことが原因とみられるとしている。


兵士の餓死、略奪…北の食糧危機 限界超えた
2011.2.10 09:30 (1/2ページ)
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110210/kor11021009300000-n1.htm

配給制が崩壊寸前

 極寒の2月を迎えた北朝鮮で深刻な食糧不足が伝えられている。体制の根幹をなす食糧配給制度は崩壊寸前まで陥り、最近では朝鮮人民軍への優先的配給までも悪化。韓国の脱北者団体によると、兵士の餓死や核開発を担う部隊の作業のボイコットさえも起きているという。韓国高官は「(北の)政府の統制力が弱まっている」と分析。そんな中、金正日総書記(68)の誕生日となる今月(2月)16日には平壌などで豪華な式典が行われ、一部の特権支配層だけに庶民の生命の綱となる食糧がまわされる。

 韓国紙、中央日報によると、北の食糧不足は最悪の状態に陥っているという。1月末ごろから、小石が多くまじった劣悪なコメが中国から密輸入され、軍に供給され始めた。昨年の自然災害で実らずに飼料用にまわされたコメで、安値で入手したブローカーが北に売りさばいているのだという。中央日報は「何度、コメを研いでもまずく、じゃりじゃりする」「そのようなコメでも食べられるので幸い」とする北側の声も伝えている。

兵士が作業命令拒否

 韓国の脱北者団体「NK知識人連帯」によると、北の核兵器開発に関連している軍の131指導局47旅団で兵士が空腹への不満を爆発させ、集団で作業命令を拒否する事態が起きたという。指導局は核兵器の生産計画を統括しており、食糧配給の悪化はそうした北の重要部隊にまで及んでいる恐れがある。また、同団体は、南東部の江原道で昨年11月から今年1月までに兵士7人が餓死、東部の咸鏡南道でも部隊が車両を襲撃する略奪事件が起きたとも明かした。

(転載終わり)


上記ニュースでも報道されているように、実際に北朝鮮に変化がおきています。

朝鮮半島有事は何も朝鮮戦争だけに限った事ではない。

連日のニュースを見る限り、北朝鮮の内部崩壊のほうか現実味を増しているという見方もあながち間違いではないように思います。

朝鮮人民軍でさえ統制の取れない状況は、北朝鮮の深刻な状況を如実に現しています。

どんなに飢えても軍は食わなければならない。。

これは何所の国家でも基本原則ですが、それすらも維持できな状況というのは北朝鮮内の食糧事情は既に底をついていると見るほうが正しいでしょう。

中、露による食料援助も追いついていない火車の状態です。

現在、エジプトやリビア等の中東地域で民衆による独裁政権への蜂起が起こってるいるが、この流れは中国や朝鮮半島にも確実に飛び火しています。

朝鮮半島情勢のみならず、東アジア情勢そのもがすこしづつ動き出しています。

民衆による独裁体制の打倒が成功すれば、他の独裁国家にも連鎖反応がおきる可能性があります。

一党独裁の中国や北朝鮮でも、それはいつ起きてもおかしくはありません。

そのような状況であるならば、拉致被害者、特定失踪者、日本人妻の救出もいつでもできるという態勢をつくらなければなりません。

【いつでも北朝鮮に幽閉された全ての日本人を救出できる】態勢に日本もシフトチェンジしなくてはなりません。

本気で拉致被害者、特定失踪者、日本人妻救出の志とビジョンを持っている政治家の後押しは勿論。

憲法9条改正論議も急がねばなりません。

マスコミの偏向報道などに対抗する、強くて揺ぎ無い国民世論を形成しなくてはなりません。

そのためには右、左、党、派閥、思想、信条をこえて北朝鮮問題を幅広く問題を喚起し周知する事が大切です。

北朝鮮の内部崩壊による混乱で様々な事態が起きる可能性があります。

無論、脱北者も沢山でてくると思います。

拉致被害者北朝鮮に幽閉されている日本人が脱出してくる可能性もあります。

もし脱北に成功しても、中国やロシアにおいて人権侵害を受ける危険があります。

中国やロシアでは、脱北者を強制送還したり、人身売買で身柄を売買したり、麻薬密輸など犯罪を手伝わせたりする事例が報告されており、とても危険な状況です。

ゆえに周辺国に脱北者難民認定と保護を訴えなければなりまん。

多くの脱北者は韓国で保護される事になりますが、日本も他国に要求するためには脱北者難民認定について考えなければなりません。

勿論、武装難民に警戒してテロ特措法強化と沿岸警備隊の配備。及びスパイ防止法の制定も必要です。

脱北した日本人と一緒に逃げてくる人が日本人とは限りません。

韓国の拉致被害者と日本人拉致被害者が結婚している可能性もあります。

横田めぐみさんの場合がそのケースにあてはまる可能性が強いのです。

ゆえに北朝鮮から救出(または脱出)した日本人の配偶者、家族の保護という面も考えて日本での保護を必要とする場合も考えた難民救助策が必要です。

恐らく、多くの脱北者は同じハングル語を使う韓国での保護を望むと思います。

自分もハワイに住むなら日系人の多い場所に住みます。

あと、船舶の燃料もほとんど無いようですので韓国領海を超えて日本まで脱北者がたどり着く可能性は稀であり、自力で韓国領に脱出するのがやっとでありましょう。

ただし、工作員や軍については非常に警戒する必要があるので沿岸警備隊の編成を私は望んでいます。

あまり、脱北者難民認定ついてナーバスになりすぎた結果、助けるべき命を助ける事ができなかった・・というのも違うと思います。

かといって自暴自棄になった工作員朝鮮人民軍、犯罪組織等を日本に入れるというわではなく色んなケースを想定して個別に対応するという事が大切です。

日本人はそういう細かな対応に対処できるはずです。

つぶやきでも言いましたが、嫌韓というフィルターを通して本質や見えない闇を見落としてはいけないのです。

闇の中に苦しんでいる人がいるか、それとも招かれざる客が潜んでいるかは光を当てなくては解りません。

サングラスを外して本質を見るべきです。

昨日、ニコニコ動画で生中継でコリアンの視点でのこれからの北朝鮮の方向性に関するトークショーがありましたが【拉致被害者は残念だが救出をあきらめてくれ】という心無いコメントがあり、とても嫌な気分になりました。

トークショーの内容の是非はともかく、色んな方面からの北朝鮮問題に対する意見や見解のサンプルを私は集めています。

例えば、同盟国アメリカの人たちから見たら拉致問題よりも核問題のほうが重要です。
それを否定はしませんが、それが原因で拉致は日本と北朝鮮だけの二カ国問題であると矮小化する人間が国連にもいます。

ならば救う会ブルーリボンの会以外に守る会やRENK、脱北者支援団体と連携して国際社会に北朝鮮による人権侵害をより大きな問題として拉致も世界規模で起きているという事実をもって反論しなければなりません。

闘いに勝つためには色んな情報を知る事と、論点を整理し、どのように有利な展開に持っていけるかが重要です。

昨日のニコ生トークショーでは「北朝鮮にも貧困もあるが、普通のありふれた生活や営みもある。」「北朝鮮に、制裁だけで臨むのは如何なものか?」等の意見をコリアン女性が語っていましたが、それに対して誹謗中傷のコメントが殺到しました。

私は彼女の情報も一つのサンプルとして保存しています。

拉致被害者救出活動において、強い経済制裁をもって金正日体制に対抗する事に変わりはありませんが、交渉そのものを全否定しているわけではありません。

一刻も早い救出を望んでいるわけですから。

問題は全面解決(全員帰国)が成されず、国交正常化ありきの交渉によって問題が暫定的解決で終結するというとんでもない事態になることなんです。

一部帰国でも全員が帰国するまで日本人が声を上げ続ければ良いのです。
どのような揺さぶりにも折れない強い精神と、全員奪還するまで国交正常化は許さない!という気概を持っていれば交渉で救出できる可能性がある場合、どんどん取り戻すべきです。

交渉も、全員救出するまで国交正常化しないというタフなものであれば問題ないのです。

しかし、現在の日本国民全体の世論と政治にそこまでの力があるでしょうか?

ありません。

故に、北朝鮮への厳しい制裁をもって応じるしか対処のしようがないのです。

話を元に戻します。

昨日のトークショーを単なるコリアンの北朝鮮への同情的な論調と切って捨てるのではなくて、それもひとつの見解であり、たとえ意見の異なる部分や相容れない部分があっても、それもまた貴重なサンプルとして分析するればいいのです。

韓国人も朝鮮人も本来は同じ民族である・・そこには普通の人間としての生活や営みもあり、深刻な貧困もあるんです・・という嫌韓コメントへの彼女の回答というふうに私は解釈しています。

それでもジョークを飛ばして笑っているコリアン女性を見て、たいしたものだなと思いました。

拉致被害者救出活動の基本は事情通になることです。

北朝鮮本国や周辺国はもちろんですが、国連や同盟国の見解も全てサンプルとして分析して自分の武器にする事が大切です。

ひとり、ひとりが出来る範囲で出来る事をやる。

それをみんなで繋いで、広げてゆく。

非常に根気が必要で、残された時間も多くない問題です。

現在進行形のテロですから、みなさん全員の協力が必要です。

是非とも、いつでも拉致被害者を救出できる日本を実現するために力を貸してください。

宜しくお願いします。


神鬼