大阪護国神社参拝
平成23年8月15日 終戦日 晴れ
大阪護国神社へ参拝に行きました。
多くの参拝者が集まり、戦争で亡くなられた御霊に祈りを捧げました。
黙祷していると、蝉の鳴き声が耳鳴りのように響きました。
蝉の鳴き声が、頭の中で特攻機のエンジン音に聞こえる。
ミーン・・ミーン・・ミンミンミン・・ミミミミミミ!!!!!!
気がつくと、わしは特攻機のコックピットで操縦桿を握っていました。
最初は、低空で海上を低速で音を立てないように沖縄に向かいます。
ミーン・・ミーン・・ミーン
敵艦を目視で発見し急上昇します。
ミン!ミン!ミン!ミン!
敵の高射砲を回避して旋回し急降下します。
ミーン!ミン!ミン!ミン!
被弾するも、あきらめず海上スレスレで態勢を整えて敵艦の横腹にフルスロットルで特攻を試みます。
ミ!ミ!ミ!ミ!ミ!ミ!ミ!
敵艦の艦体に激突する瞬間・・目をカッと見開いて突入します。
ジ!
わしは、怖くて仕方ありませんでした。
しかし、愛する故郷と家族を護るために命を捨ててくださったご英霊を想うと感謝の気持ちでいっぱいになります。
ご英霊も、きっと怖かったでしょう。
しかし、自分の家族や沖縄の戦地で戦っている同胞を救い護るために・・鬼になって恐怖も食らって特攻されたのでしょう。
神の国を護る鬼。
特攻機だけではありません。
多くの人が、日本を護るために命を顧みず戦ってきました。
そして、現在の私達が今日も存在しています。
ご英霊が繋いでくれた命・・私達も未来の子供たちに繋いでいかなくてはいけません。
東日本大震災や原発事故、東アジアの安全保障危機という未曾有の危機に直面している自分たちも・・今後は、命をかけて國體を護持しなくてはならない時が再び来るかもしれません。
わしらは、犠牲の上に生きているのではありません。
命を繋いで、生きているのです。
ご英霊は、犠牲ではありません。
命を繋ぐために、戦い死んでいったのです。
生命の循環・・それを、胸に刻んだ終戦日でありました。
神鬼