【私論】維新革命闘争についての論考〜大阪都構想編

維新革命闘争についての論考シリーズ第2弾です。

明治維新から、次は昭和維新編を書くつもりが・・・平成の維新?がちょっとに佳境に入ったので。

昭和維新編は、落ち着いて書こうと思います。

中之島まつりとセッションのレポはいつ書くんだおい!という突っ込みはなしでw

今回は大阪都構想についての私論、論考と思っていただければ結構です。

そこで、先ずは突っ込みどころの一人である現在の日本の既得権の象徴とも言える竹中平蔵なる人物について触れます。

平成の経済構造の影のシナリオライター

彼と都構想とアベノミクスを交えて論考したいと思います。

では本題に入ります。

竹中平蔵という厄介者についても指摘しておかないといけない必要がありますね。

この竹中平蔵という人物は、与野党新自由主義の種をばらまいています。

自公は勿論のこと、維新、民主、次世代(旧たちあがれ)を含めて竹中平蔵とリンクしない人物は居ないと言っていいほどブレーンというか・・・何処かでリンクしています。

TPP(自由貿易協定、移民政策、関税撤廃)、国家成長戦略(規制緩和、雇用制度改革)、国家戦略特区(カジノ特区、解雇特区等)というものが日本政界に浸透しているのは竹中平蔵と黒幕(経済界)の暗躍によるものです。

安倍政権の問題点はねじれ解消と共に、新自由主義抵抗勢力として機能した派閥が壊滅したことです。

安倍政権の支持者も既に抵抗勢力としては機能していません。

見ざる、言わざる、聞かざるです。

これは民主、維新にも言えることで、野党側の党内にも抵抗勢力をきっちりとつくることが大切です。

自分は都構想に賛成ですが、都構想がもしも実現可能の段階に入った瞬間に新自由主義的な政策や公約に対する抵抗勢力としての論陣を張ります。

都構想という箱の中で、都構想をみんなのものにすればいいのです。

安倍政権の現在でも、実は自分はアベノミクスを全否定しているわけではありません。

財政出動※金融緩和(第一の矢)、国土強靭化※公共事業(第二の矢)は肯定しています。

数千年に一度の大震災ですから、円を刷って国が買って公共事業に投資して復興と震災対策をやる。

お金は国債としてゆっくり返していけばいいのです。

これは基本です。

問題は成長戦略(第三の矢)と消費税増税法人税減税等の税制改革です。

この第三の矢と税制改革を封じ込めれば、自分は日本の経済は再生すると思っています。

この第三の矢が、トリクルダウン理論すらひっくり返しているわけです。

この第三の矢を潰すために経世済民ネットワークをつくったのですが、少数派の中の少数派で全く刃が立ちません。

第三の矢を解りやすく言えば、上記の新自由主義政策やグローバル化政策です。

この新自由主義主導の政治構造システムに対して、反戦と護憲と平和主義を訴えてどうにかなる問題ではありません。

だから、抵抗勢力が必要なんです。

大阪都構想にも、この新自由主義グローバル化の政策は多分に含まれています。

それは自民党が元々大阪都構想について賛成の立場であり、竹中平蔵も維新の政策に関わったことが背景にあります。

しかし、現在は安倍政権発足以降は竹中平蔵も安倍政権の民間議員になっており、経済界も自公政権のバックについています。

もはや、既得権益にとって橋下さんと維新はトカゲの尻尾でしかないのです。

だから、みんなで橋下さんと維新を育てて、自公の抵抗勢力として生かしていく方向で考えれば良いと私は思っています。

以前も言いましたが、わしは橋下さんの信者というわけでもありませんし、維新の党員でも支持者でもありません。

今、維新を潰して野党再編の芽を摘むより、維新を活かして野党再編したほうが良いという考えで都構想に賛成しているのです。

自公は手強いです。

自分も抵抗しているつもりですが、自公にとっては小さなハエや蚊よりも、もっと小さいノミとかプランクトン程度の存在でしか無いでしょう。

議会制民主主義である以上は、もっと大きな枠組でなければ巨大政党には全く抵抗できないのが現実なんです。

大阪都を永田町の抵抗勢力としてぶつければ・・・こりゃ、どでかいぜよ!と竜馬がおったら言うのではないでしょうか。

右も左も保守も革新も、日本の中の小さな政局でしかありません。

日本を動かすには、右でも左でも保守でも革新でもない、勤勉で普通の生活をしている浮動票をもっている無党派層有権者が投票意欲をもつ政党が必要だと思います。

民主党でも政権交代の風は吹きました。

社民党でもマドンナ旋風の風は吹きました。

残念ながら、今は民主党社民党も風どころが雨が降っているのではないでしょか。

今、野党で風が吹いているのはどの政党でしょうか?

維新ですよね。

永田町に大阪都をぶつければいいじゃないですか。

東京経済一極集中、大阪貧困一極集中のままで良いんですか?

橋下さんと維新にもっと意見をぶつければいいんです。

彼らを辞めさせずに私達がこき使ってやればいいんです。

大阪はいつ変わるんですか?

今でしょう!

というわけで、わしのネット演説は以上です!

5・17、住民投票大阪市の皆さんが正しい判断をされることを願っております。


蓋を上げれば、5・17の大阪市住民投票の演説になってしまいましたw

まあ、とりあえず平成の維新?も少しは維新革命闘争らしい内容での論考にはなっていると思います。

永田町に大阪都をぶつける。

こうなれば、平成維新?に少しは近づくのではないかと・・・まあ、議会制民主主義という枠組みである以上は、実際には維新革命闘争にはどう転んでもならないのでご安心ください。