東日本対震災治安状況最新まとめ

【報道ソース有り】東日本大震災/災害時治安状況まとめ
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1690920923&owner_id=13636538

上記日記も参照に、ご利用ください。

この日記は各社報道による東日本大震災、震災後の被災地治安と現状をまとめ、防犯・安全対策・治安復興の目的で書いた日記です。

一次ソースとして有効である公的情報を周知することによって、悪質なデマや風評被害を予防・防止する目的を含んでいますので宜しくお願いします。

ニュースの発信時期にバラつきがありますが、ご容赦ください。



毎日新聞 2011年5月12日 地方版
http://mainichi.jp/area/miyagi/news/20110512ddlk04040103000c.html

東日本大震災:不明者と治安、対策部設置へ−−県警災害警備本部 /宮城

 県警の竹内直人本部長は11日、東日本大震災の発生から2カ月が経過したことを踏まえ、県警の災害警備本部内に行方不明者対策部と被災地治安対策部を作ることを明らかにした。これらの対策を当面の最重要課題と位置付け、16日に両部を設置、沿岸9署にも同様の対策班を作る。

 県のまとめでは行方不明者は5963人(11日午前現在)。竹内本部長は「各自治体が出した数字。一部推測もあると感じている」とし、住民基本台帳を基にした各自治体の絞り込みと並行して「我々として行方不明者の実態を精査整理していきたい」と述べた。

 行方不明者対策部では、人員や重機を重点的な捜索地点に集中的に投入するための情報集約を行う。被災地治安対策部は、被災地のニーズにあった活動を展開するため、応援部隊を含めた調整を図る。【高橋宗男】



msn 産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110412/dst11041212200026-n1.htm

宮城など被災3県に覆面パトカー派遣 治安維持で 警察庁
2011.4.12 12:19

 警察庁は12日、東日本大震災で被災した岩手、宮城、福島の各県警に、各地の機動捜査隊員らと覆面パトカーで編成した、初動捜査などに対応する部隊を新たに派遣することを決めた。

 被災地では通常より犯罪が多発している状況ではないが、治安維持のために派遣が必要と判断した。北海道、栃木、埼玉、千葉、警視庁、神奈川、新潟、静岡、愛知、大阪、兵庫の11都道府県警からの76人と19車両が13日から活動を開始する。



msn 産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110324/stt11032419160004-n1.htm

自民、被災地での空き巣対策を要請 「治安維持の徹底を」
2011.3.24 19:12

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記者会見する自民党谷垣禎一総裁=24日午後、東京・永田町の自民党本部(酒巻俊介撮影)

 自民党谷垣禎一総裁は24日夕の記者会見で、東日本大震災の被災地や東京電力福島第1原発事故に伴う避難指示区域内で組織的な窃盗事件が起きていることについて「政府は避難地域などの治安維持に徹底した対応をとってほしい」と指摘した。また谷垣氏は、自民党大島理森副総裁が仙谷由人官房副長官に対し、早急に対応するよう申し入れたことを明らかにした。



岩手日報
http://www.iwate-np.co.jp/311shinsai/sh201103_1/sh1103182.html

窃盗被害から被災地守れ 消防団が夜間巡回

東日本大震災で、被災地の治安悪化が懸念されている。大津波で倒壊した家屋を物色したり、車からガソリンを抜き取ろうとする不審者が各地で目撃され、銀行の現金自動預払機(ATM)から現金を奪おうとしたとして逮捕者も出た。治安悪化は阪神大震災の時にも問題となったが、本県の住民たちは「危機的状況のときこそ心を一つに」と団結もしている。犯罪を防ぐ地域の力が試されている。

 宮古市内で避難所生活している女性(87)は11日の震災で慌てて逃げたため、自宅に印鑑を置いたままだ。「他の人が行かない場所だから大丈夫と思うけど…」と不安が頭をよぎる。

 陸前高田市では物品やガソリンの窃盗被害が相次ぐ。避難所の前で堂々とポンプ式の専用機材を使いガソリンを抜き取る悪質な例もあり、地元住民は不安な毎日を過ごす。

 複数の住民によると、バールを持った3人組の若い男が数日間にわたり住宅地を物色しているのが目撃された。実際に周辺の住家からはパソコンや液晶テレビなどが盗まれているという。

 空き巣被害を聞き、避難所から自宅に戻った同市米崎町の及川征喜さん(66)は「侵入者が来るかと毎日寝た気がしない。食材や燃料が不足しているのはみんな同じ。こんなときこそ人と人との『絆』を大切にするべきだ」と残念がる。

 釜石市内でも家人不在の民家が物色されたり、ガソリンを抜き取られる被害が出始めている。同市嬉石町の平野剛さん(44)は「知らない人を見ることもある。防災無線を何度も流して泥棒を寄せ付けないでほしい」と訴える。

 大船渡市赤崎町でも、被災した住宅からの金品の盗難や自動車からの燃料の抜き取り被害があったという。地元消防団や自主防災組織が夜間巡回などで警戒している。消防団によると、夜間に預金通帳や金庫などが盗まれる被害が多発。侵入した民家に家人がいることに気付き逃げた者もおり、治安悪化に不安の声が上がる。

 阪神大震災では治安が悪化し、窃盗や女性が被害に遭う犯罪が増えたとされる。

 非常時だからこそ地域の結束を信じる声もある。宮古市大通り1丁目の自営業斉藤仁陸(にろく)さん(71)は「我々の地域では盗みの話を聞いたことはない。貴重な食料を分けてくれる人もいた。信頼し合い一つになっていると感じる」と「共助」を強調する。

【写真=倒壊した家屋の多くは家財道具が残されたまま。窃盗被害の懸念が広がる=17日午前9時55分、宮古市内】



エキサイトニュース
2011年3月31日 17時00分

東日本大震災 やっぱり起こりだした「悪徳商法」と「火事場泥棒」(1)
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20110331/Weeklyjn_573.html

未曾有の大地震。東北地方を揺るがせたM9.0の大地震と巨大津波で、被災地はまさに地獄絵図と化しているが、その一方で思わぬ「2次災害」が起きている。
 被災地で物資を巡る暴動が起きなかったことから、アルゼンチンの有力紙は「日本人の我慢強さ」を称賛したほどだが、実はその裏では「火事場泥棒」と「悪徳商法」が続発しだしているのだ。

 その先鞭をつけたのは、宮城県仙台市内の某食品会社の倉庫だ。この倉庫は大津波の被害を受け、1階は水浸し。唯一無事な2階に、インスタントラーメンや酒などが保管されていたのだが、カギが壊され、物資が盗まれていく映像がなんとユーチューブに流されたのだ。
 界隈の地元住民が言う。
 「映像では近所に住む倉庫の管理人が、茫然と物が盗まれていく光景を見ている場面も含まれていた。物資がないから窃盗に走るのは理解できるが、それが愉快犯的にネットに流されたことに、関係者らは強いショックを受けているのです」

 また、被災地で続発する窃盗事件はこれだけではない。コンビニや電器店などは、窃盗を警戒してウインドーに新聞紙を張り付けたり、自警団を作って警戒にあたっているが、空き巣が後を絶たない状態なのだ。
 岩手県盛岡市損害保険代理店の経営者はこう話す。
 「震災後、地震特約に入っている家の査定をするため、岩手県内を飛び回っているが、甚大な被害を受けた地域に警官が導入されたため、空き巣が激増中。中には、被災地周辺で支援金のカンパを募る詐欺も横行しだしているのです」

 一方、警察関係者もこう語る。
 「実は、震災から1週間ほど経過すると、被災地には貴金属や金庫を探すトレジャーハンター的な窃盗団が徘徊しだしたのです。特に宮古や釜石、大船渡、気仙沼、南三陸等々には、牡蠣やホタテの養殖、フカヒレで財を成した漁師が多く、その手の家が狙われている。このため、警察はすでに大船渡だけで30個もの金庫を回収したほどなのです」

 さらに、被災地となった東北地方では、「便乗値上げ」とは名ばかりの悪徳商法に走る業者も激増中なのだ。



エキサイトニュース
2011年4月1日 17時00分

東日本大震災 やっぱり起こりだした「悪徳商法」と「火事場泥棒」(2)
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20110401/Weeklyjn_576.html

仙台市に住む男性会社員が言う。
 「私の家の周辺は、同じ仙台でも大きな被害を受けなかったが、震災翌日には近所のスーパーやコンビニが軒並み値上げに踏み切ったほどなのです。あるオーナー店のコンビニでは、通常150円のポカリスエットが1本250円。別のスーパーで米を買おうとすると、定価1600円だった無洗米の5キロのササニシキが、2800円。この私欲私利ぶりに客の中には『復興したら覚えとけ!』と毒づいた者もいたほどなのです」

 中には定価105円〜120円のおにぎりを「250円」という法外な値段で売りつける店も増殖。宮城県内のGSでは、ガソリンを「1リッター200円」で販売する店も現れている有様なのである。
 また、被災者らを仰天させる便乗商法は、夜の町でも横行しているという。
 岩手県盛岡市福島市など、大きな被害を受けなかった地域では、今も電気やガス水道などが供給されている。そのため、風俗店も営業中。「被災地応援キャンペーン」などと称して、激安価格での営業を展開する店が増えているのだ。

 ところが、そのやり口がなんともエグイ。
 「警官が根こそぎ被災地に動員されたため、禁じられているキャッチセールスが横行。さらに風営法で定められた時間を超えて営業を続けているのです。中には『被災した女の子もいるから、助けてやってよ』と迫る客引きまでいる始末。その商魂には呆れるばかりです」(盛岡市の男性)

 もっとも、こうした被害は何も被災地ばかりで起きているわけではない。
 首都圏各地で物資が品薄になる中、埼玉県内の小中学校では、防災倉庫からガソリンや発電機などが盗まれる被害が相次いでいる。
 また、同様に横浜市ではトラックやミニバイクからガソリンが抜き取られる被害も頻発し、茨城県結城市では、GSのタンクローリー車から480リットルの軽油が盗まれるという事件も起きているのだ。

 警視庁関係者はこう語る。
 「都内ではその他にも物資やガソリンの窃盗事件が起きているが、ここにきて急増しているのは新手の『オレ、オレ詐欺』。いきなり電話を掛けてきて『あっ、オヤジ? オレ、オレ』と電話してくるのは同じだが、『物資の値段が上がって金がなくなった』などと言い募り、金を振り込ませているのです。また、『義援金を集めている』と偽って電話してくる詐欺も横行しだしている。被災地でなくても注意が必要なのです」

 この未曾有の大震災で、今一度日本人のモラルが問われていることは事実なのだ。



神鬼

以降順次更新します。