真正保守からの脱原発論と国防論

前回の日記でご覧のとおり、右から考える脱原発集会＆デモが都内で開催されました。

参照　友よ！麗しき山河を救え！
http://d.hatena.ne.jp/sin_dragon1971/20110801/1312170637

今回は真正保守による脱原発とは何か？

そして、どのような国防論を展開してゆくかについて・・・わし自身が自問自答し、つぶやいた事をまとめておきたいと思います。

そのつぶやきは、右から考える脱原発ネットワークの特徴である「核武装は必要だが脱原発だ」みたいな意見が有ってもいい・・というキーワードを視点に考えたものです。

日本は非核武装国です。

日本が核武装を否定して非核武装国家でいるためには、中国や北朝鮮等の核武装をしている敵国や戦勝国（アメリカ・イギリス・ロシア等）が核を放棄するという前提条件が必要不可欠です。

故に、国際的規模な核廃絶・核不拡散の【確約】と【実現】が必要でしょう。

核兵器を持っていない日本だけに非核武装を論じても、無理な話です。

私自身も核兵器なんて大嫌いだし、無ければ無いほうがいいと思いますが。。

『現状においては』核武装の【可能性】までを否定することは難しいのです。

勿論、核防護システム（核ディフェンスの為の兵器やシェルター）の展開は急務です。

北朝鮮が核実験や日本海へ向けたミサイル発射実験を続行し・・・中国、韓国、ロシアが日本の領土の領有権を主張ている以上・・・私は残念ながら核武装を否定することは不可能であると思います。

そこまで、【深刻な状況】であるという事を、先ずは認識・自覚した上で論じなければ国防論の体を成さないと思います。

しかし、日本に核実験をする環境が無い以上・・核兵器はレンタル、または核実験済で核実験の必要がない速攻的に脅威となりうる実用可能な物を購入するという方法が適切だと思います。

あと、原発保有国の原発を攻撃・破壊可能な誘導弾や巡航ミサイルという武装も、ある意味・・・間接的な核武装といえるでしょう。

原発については脱原発ですが、核兵器による核武装については、その可能性を否定しないというのが私のスタンスです。

脱原発と核武装は別の話・・・というのは、要するに原発が無くても核兵器を開発することは可能だという事です。

アメリカの原爆も、旧ソ連や中国の核兵器も、原発が無い時代に開発して出来たのです。

まず、原発と核兵器開発用の原子炉は全然違う代物である事を認識しなくてはいけません。

北朝鮮が軽水炉等を破棄しても、小型核を開発した事実を考えれば理解できると思います。

その上で、核武装は必要だが脱原発だ・・・という主張も成り立つと思います。

右からの脱原発ネットワークコニュニティの管理人である針谷さんが言っているのは、そういう人達の参加もOKだという意味だと思います。

何れにせよ。

韓国が竹島問題において国際法廷のテーブルに着かず、アメリカも竹島周辺海域のメタンハイドレートの利権で韓国に乗ったほうが現実的というスタンスで動いている事や、中国が尖閣諸島や沖縄県の海域に埋蔵されている海洋資源を狙っているという現実を考えたならば・・・・右としては、それを放っておくという事は致命的です。

原発！原発！・・・と言っている間に、日本に埋蔵している代替エネルギーを全部奪われてしまう可能性は極めて高いと思います。

３・１１以降の原発以外の代替エネルギーの獲得や利権の争奪戦は、私達が思っている以上に激しく行われています。

その辺のビジョンや、国際戦略無き原発推進もまた・・・隙がある・・と言わざるを得ないのです。

韓国が竹島周辺のメタンハイドレートに手をつけていますが、火事場泥棒は何も被災地だけで起きてるわけではないのです。

日本の領土全体で起こっているんです。

韓国や中国が涎（よだれ）流して日本の資源を狙っています。

いつの間にか、欧米さえも【日本海を東海】【竹島を独島】と言っている現実。

韓国が日本の代議士の入国拒否をしましたが、それが現実です。

災害や病気だからと言って、他の国は日本に遠慮も配慮もしません。

日本の埋蔵資源は、それほどの莫大な利権がかかっているのに・・・政治家や国民が、その事実を自覚していないのは悲劇です。

韓国が、竹島周辺の良質なメタンハイドレートの開発事業をしている裏で・・・ソフトバンク経由で、韓国製の太陽光パネルを日本で推進してる菅総理の脱原発（減原発？）は、竹島の領有権について韓国有利と見て乗っかているアメリカに配慮した脱原発であり、欺瞞です。

民主党の脱原発政策は、なんら日本の国益にならない政策です。