私見:次世代の党に関する衆議院選挙の総括

とりあえず、今回の衆議院選挙における『次世代の党』の総括は、著名人の論客・文壇の方々がきちんとやってくれていると思うので単細胞の私はシンプルに大雑把に総括したいと思います。


結果は大敗でしたので、大敗という現実を直視して問題点と今後の課題をまとめてみます。


問題点


①政策と②PRの2つに絞って簡単に私見ではあるが、まとめてみた。


①政策
政策の中身は党役員が考えることなので、詳細はいちいち書きません。
その上で、問題点としては有権者の入り口が狭いこと。


例)男女共同参画をやめます。←セクシャルマイノリティ(レズ、ゲイ、性同一性障害者、etc)への配慮が足りない。セクシャルマイノリティを排除して解決する問題でもないので、次世代の党なりの男女共同参画を考えてみてはどうか?


例)在日外国人への生活保護をやめます。←在日外国人がバタバタ日本の路上で死んでも問題なので、在日外国人の本籍国からのライフライン扶助を検討し実施する等の対案が必要。また、難民に厳しい日本においてはチベットウイグル南モンゴルからの避難者や脱北者(日本に避難する脱北者は帰国者日本人妻が多い)への一時救済をどうするかなどの丁寧な説明が必要。


②PR


例)是々非々でのぞむ。←与党との政策の違いがはっきりしないので非自公支持の有権者からの得票は望めない。


例)責任野党←与党の責任を追求するのが野党の役割。与党の補完装置になる事を有権者は求めていない。


例)タブー豚←狭い世間の保守層(ネット保守)にはウケが良いかもしれませんが、不特定多数の有権者には受け入れられないと思われる。


例)自公分離←全くの片思い。


例)自民より右のスタンスで自民を引っ張る←それなら、自民党に入って自民党の中でやればいいだけの話。


①②について総括すれば、野党としての存在価値と選挙での対立軸が明確ではないために保守層に限定された入り口となっている。更に、その保守層が支持する自民党よりも、幅が狭いだけに更に入り口は窮屈になる。


むしろ、自民党に入って自民党内の少数派としてこれらを主張するのなら話として筋はとおる。


非自公有権者にとっても、あまり魅力的ではない。


実際に次世代の党と候補者を応援した者の感想として、拉致問題のシングルイシューに絞った応援しかできなかった。


ネットで拡散されいた、動画(タブー豚のうたの動画)や画像(タブーに挑戦の画像)はとてもではないが応援ツールとして利用できる価値のあるものではなかったように思う。


『運動はシングルイシューが大切だが、選挙はシングルイシューでは勝負できない。マルチイシューが肝要である』と私は常日頃から主張しているが、その私が拉致問題というシングルイシューでしか応援できない政策とPRであった。※これは次世代の党に限らず、他の野党にも別の意味で該当するのかもしれません。


今後の課題としては、私の私見による総括はどうでも良いと思います。ひとつだけ、シンプルに大雑把に申し上げるとすれば『有権者の入り口をひろげる』ことに特化して政策とPRを練りなおして頂きたいと願う。


例)アーティストの山口采希さんとのタイアップなど。
参照:拉致被害者救出へ〜山口采希「空と海の向こう」〜: http://youtu.be/ebkDkqZGMi4


以上


あとがき


せっかく、拉致被害者を奪還するという素晴らしい信念をお持ちの方々多く在籍されているのですから・・・人の命や生活、家族と故郷を大切にすることを素直に伝えてください。
多くの方々から愛される次世代の党になってほしいと切に願っています。


これから、統一地方選挙参議院選挙もあります。
次世代の党の今後の躍進に期待しております。


木島伸一拝