秋田・戦争をさせない1000人委員会への意見投稿

先日、産経新聞による以下の報道を閲覧しました。


社民党系組織、街頭活動中の家族会に「拉致より憲法」発言 - 産経ニュース http://www.sankei.com/region/news/150805/rgn1508050009-n1.html @Sankei_newsさんから


上記報道の内容を鑑み、秋田・戦争をさせない1000人委員会に意見投稿をメールにて送信しました。


以下、意見投稿内容転載。


タイトル:産経新聞の報道についての意見投稿。


意見投稿本文


先日、産経新聞の報道でこのようなニュースを閲覧しました。


社民党系組織、街頭活動中の家族会に「拉致より憲法」発言 - 産経ニュース http://www.sankei.com/region/news/150805/rgn1508050009-n1.html @Sankei_newsさんから


私は関西で拉致被害者救出署名運動のお手伝いをしていますが、この報道を見て、とても悲しい気持ちになりました。


私は秋田・戦争をさせない1000人委員会の皆様とは思想的、イデオロギー的な立ち位置は違いますが、秋田・戦争させない1000人委員会の皆様がどのような運動をされようが、どのような主張をされようが、自由だと想いますし、尊重します。


その上で、私見でございますが意見を申し述べさせて頂きます。


この報道で『秋田・戦争をさせない1000人委員会が街頭活動を始めたため、救う会秋田メンバーの男性が1000人委員会メンバーの男性に署名を求めたところ、「拉致より憲法だ」と拒否された。』と報じられていますが、私は戦争をさせない1000人委員会の皆様が隣で街頭活動をしたことも、署名拒否されたことも私は怒っていません。


署名を強要もしませんし、駅前の街頭活動で他団体とバッティングをすることは普通にあります。


署名拒否というのも、日常茶飯事です。


拉致被害者の救出を街頭で訴えていますが、通りすぎて行く人達が殆んどです。


それでも、拉致というテロによって引き離された家族の再会を願って署名運動をやっています。


拉致はテロです。


拉致問題は現在進行形のテロと呼ばれています。


何故かと言うと、拉致被害者と家族の再会には残念ながらタイムリミットがあるからです。


本当に悲しいことですが・・・高齢化している拉致被害者家族に残された時間はありません。


拉致被害者家族も、北朝鮮に大切な家族を奪われた被害者なのです。


その拉致被害者家族が居る前で「拉致よりも憲法だ」という拉致問題を軽視するような言葉を署名を求めたボランティアに浴びせる必要は無かったのではないでしょうか。


勿論、「拉致問題について、会としての見解はない。それぞれのメンバーの考えで対応している」との山縣代表の仰るように秋田・戦争をさせない1000人委員会の方々にも拉致問題について心を痛めている方もいらっしゃると私は想います。


署名拒否については、署名を拒否する権利は当然あると私は想います。


しかし、署名を拒否するにしても・・・場所を共有して活動しているわけですから、波風を立てないように「黙ってその場を立ち去る」とか「今、忙しいので。」と告げてお茶を濁しておけば済んだ事だと想うのです。


拉致被害者救出署名に左派、リベラル、護憲派の方々も署名の協力をしてくれる人は結構多いです。


拉致問題に右も左もありませんので、一人でも多くの人から署名を頂きたいという想いで拉致被害者救出団体のボランティアの方も署名のお願いをされたと想います。


私も護憲派ではないですが、拉致被害者救出活動の最中に他の団体(例えば護憲団体)の方に署名を求められる事もありますが、同意が出来ない内容のものについては「すみません、忙しいので(汗)」と波風を立てないように断っています。


署名のお願いをされることも全然問題ありません。


それは駅前という場所を共有して活動をしていれば「お互い様」ですから。


ティッシュを配っている人や、チラシを配布する人や、署名のお願いをする人や色んな人が居ます。


そのような状況ですから、場所を共有するもの同士、紳士協定でお互いのトラブルが起きないように、拡声器アピールの時間配分や場所の交代など色々話し合って公平に対応しますよね。


今回の報道で私が悲しかったのは、「拉致よりも憲法だ」という言葉です。


国民が北朝鮮工作員に拉致されて、救出されないという状況は憲法の精神とも折り合いがつかないと想います。


基本的人権の尊重、幸福追求権、国民の生命財産を守る事は本来ならば国と政府が主導してやるべきことです。


しかし、国も政府も動きが鈍くて拉致被害者救出活動も長期化してしまいました。


拉致被害者拉致被害者家族の人権と幸福追求権は長らく放置されております。


これは憲法の精神に反する状況であると憂いております。


何も、戦争を望んでいるわけではありません。


ただ、ただ、家族の再会を実現したいだけなのです。


拉致被害者家族も、北朝鮮に自分の家族を拉致された被害者なのです。 


想えば、北朝鮮による日本人拉致が起きていなければ・・・このメールを私が送信する必要もなかったのです。


拉致というものが無かったら・・・拉致被害者家族も、今頃は拉致被害者と共に違う人生を歩まれたという事なのです。


署名拒否をされた事については、私は怒っていません。


署名をするも、しないも、自由ですし強要もしません。


拉致被害者家族とボランティアに投げかけられた「拉致よりも憲法だ」という拉致問題を軽視するような言葉を投げかけられた事が悲しいのです。


私は、活動の現場で思想的な立ち位置が違う団体とバッティングした時にトラブルを起こさないように気をつけています。


ただ、それだけの配慮で回避できた事です。


私は、あらゆる活動の現場でトラブルが起きないことを願っています。


運動の別に関わらず、街頭活動でバッティングした場合にお互いにトラブルを起こさないように配慮する事が大切だと想います。


全国のあらゆる運動の場でトラブルが起きないことを願っています。


特に、お祭りの現場や地域イベント会場で思想や立ち位置の違う団体同士のトラブルが起きないようにお互い気をつけてまいりましょう。


最後に。


これは私的な願いでございますが・・・戦後最大の人権侵害である拉致問題について秋田・戦争をさせない1000人委員会の皆様にも関心を持って頂き、拉致被害者救出の願いを共有出来ればと願っております。


人の命に左・右・保・革・改憲・護憲なんて全く関係のないことですので、宜しくお願い致します。


これをもって、今回の産経新聞の報道についての意見投稿とさせて頂きます。


以上


木島伸一 拝


以上、意見投稿内容転載終わり。


編集後記


今回、産経新聞の報道については拉致被害者救出団体も考えないといけない部分もあります。


全国で拉致被害者救出活動が展開されていますが、街頭活動の現場で他団体とバッティングする事はめずらしいことでありません。


また、拉致被害者救出を訴える署名運動の現場でも実際は通り過ぎていく人が殆んどです。


署名を断られることも、日常茶飯事です。


心ない言葉を浴びせられることも少なくはありません。


それでも、人混みになってしまう、お祭り会場やイベント会場での救出活動は極力他団体とのトラブルを回避しないといけません。


自分が同意できないような団体が隣で活動しているようなことも珍しいことではないです。


今回の産経新聞の報道で憤る人や怒りを覚える人も多いでしょうが、実際の現場で活動をしている人は落ち着いて対処することが大切です。


何かトラブルが起きたら、速やかに現場の責任者に報告して対応することが大切です。


産経新聞の今回の報道で気になるのは、他団体に署名を拒否されたことを報道していますが、署名をするも、しないも、それは本人の自由です。


私も自分の考えと主旨が同意できないものには署名をしません。


署名を強要することもしません。


署名はあくまでも任意です。


次の機会に署名をしてくれるように、通り過ぎていく人の鼓膜と網膜に拉致被害者救出を訴えるのみです。


心ない言葉を浴びせられても平気です。


拉致被害者を救出するために石を投げられても、私が怪我するだけで済むのならば全然構いません。


しかし、拉致被害者や家族に石を投げるのだけはやめてください。


私に投げてください。


総評として、今回の産経新聞の報道内容にもミスリードの部分は否めません。


それよりも、産経新聞は署名拒否を報道するくらい拉致問題を熱心に考えているならば、デヴィ夫人が自身の公式ブログで発信した「拉致被害者の救出を諦めろ」という暴言を拉致被害者家族に浴びせた件について反論なり批判なりするべきです。


ましてや、産経新聞デヴィ夫人拉致被害者家族への暴言について批判も反論もせず「知らんふり」をする理由にもなりません。


今回の産経新聞の報道内容によって全国の救出活動で他団体とのバッティングによるトラブルが多発するような事があってはなりません。


目的や思想の異なった多数の団体が、同じ場所を共有して活動する事も多いのですから、署名を断るときも波風を立てないように断れば良いだけの事です。


秋田・戦争をさせない1000人委員会も反省して頂きたいと強く願います。


最後に私からのメッセージです。


拉致被害者可哀想で終わらないでください。


その気持をあと一歩進めて頂きたいと願っています。


出来れば通りすぎないで、足を止めてペンを握ってください。


たかが署名ではありません。


蓮池さん夫婦、地村さん夫婦、曽我ひとみさんが日本に戻ってこれたのは皆さんの署名があったればこそです。


どうか、どうか伏してお願いします。


拉致被害者救出を諦めないでください。


日本国民が拉致被害者の救出を願って署名をする姿をマスコミが報道することによって北朝鮮に圧力をかけることになります。


署名は30秒、1分程度で出来ます。


もはや、家族の再会に残された時間はありません。


どうか、署名にご協力をお願い致します。


拉致がなければ、横田さん夫妻もめぐみさんと兄弟と一緒に普通の人生を歩まれたはずなのです。


こんな残酷な人権侵害を許さないでください。


宜しくお願いします。



秋田・秋田・戦争をさせない1000人委員会の連絡先
※意見を伝えるときは悪口にならないように。
※常識の範囲内で相手に意見を伝えることが大切です。

住所:秋田市中通4-3-31

電話:018-833-8354

FAX:018-835-7915

メールアドレス:mheirou@mbp.ocn.ne.jp


告知


関東で大石規雄(@snpuku)さんがデヴィ夫人への糾弾行動を実施します。


私も関西より応援しております。


宜しくお願いします。


拉致被害者家族への暴言を繰り返すデヴィ夫人に対する糾弾活動を、8月6日(木)、デヴィーナソサエティ事務所前にて行います。
詳細は、以下のブログ記事をご覧ください。


「8・6 デヴィ夫人への抗議活動のお知らせ」
http://ameblo.jp/tyoo-o/entry-12057447548.html


https://twitter.com/snpuku/status/628575280475455488


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