国家戦略特別区域法施行規則の一部を改正する省令案に関するパブリックコメントを提出

国家戦略特別区域法施行規則の一部を改正する省令案に関するパブリックコメントを提出しました。


以下、内容転載。


国家戦略特別区域法施行規則の一部を改正する省令案に関する意見募集に意見を送付する。


国家戦略特別区域法=巷で言われている所の国家戦略特区の内容であると思うが、アベノミクス第三の矢のとして同法案にて推進されてる外国人労働者の家事代行サービス、つまり家政婦の雇用についても推進されているものであると認識している。


アベノミクス第一の矢と第二の矢による財政出動(金融緩和)と日本列島強靭化計画については同意するものであり、多少の雇用状況の改善と景気の上向きは評価する。


その上でアベノミクス第三の矢については、せっかくの経済政策が台無しにしているものであると指摘する。


本題に入る。


法務省厚生労働省関係国家戦略特別区域法施行規則の一部を改正する省令(案)の概要
http://www.mhlw.go.jp/publ…/bosyuu/iken/p20150911-02_02.html


1 改正の趣旨
平成27年9月11日に成立した労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の保護等に関する法律等の一部を改正する法律(以下「派遣法改正法」という。)の施行に伴い、法務省厚生労働省関係国家戦略特別区域法施行規則(平成27年法務省令・厚生労働省令第1号。以下「本規則」という。)について所要の改正を行うもの。


2 改正の内容
 本規則において、国家戦略特別区域内において家事支援活動を行う外国人を受け入れる本邦の公私の機関に係る欠格事由として、労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の保護等に関する法律(以下「派遣法」という。)に定める罰則規定を定めているところ、同機関が派遣法改正法附則第6条第1項の規定による労働者派遣事業(旧特定労働者派遣事業)も行い、かつ同6条第6項及び第7項の罰則が適用される場合も想定されることから、所要の措置を講ずるもの。


上記に対して、意見を申し上げる。


特区内で外国人労働者を導入するらしいが、ある派遣会社の事業が参入している。


国家戦略特別区域諮問会議の(有識者)議員である竹中平蔵氏が取締役会長を務めるパソナグループの家事代行「家ゴトConcierge」という事業である。


参考資料:http://www.pasona-lc.co.jp/kaji


特定の企業(パソナグループ)が儲かる仕組みを政府主導で行うのは何事か?


規制緩和による企業の農業参入においても、またもやパソナグループが参入している。


参考資料:パソナ農援隊
http://www.pasona-nouentai.co.jp/


これは政商ではないか?


貴殿らは労働者不足によって外国人労働者受け入れ政策を推進しているようだが、この現状を見ると国内労働者と外国人労働者が低賃金労働を奪い合う世界を目指しているようにしか想えない。


労働者不足を解消するには正社員雇用が大切である。


労働者の技術伝承と熟練が労働者を育てる。


人件費はコストではなく先行投資と考えるべきだ。


国民が夢と希望をもち、何度でも再チャレンジできる社会を目指すのが大切ではないか。


夢も希望もない社会をつくってどうする。


年間3万人近くの自殺者も救えず、日本人拉致被害者も救出できない日本政府の目には国民の姿が見てないのか。


安倍首相はスイスのダボス会議でこう述べたと聞いている。


「春先には国家戦略特区が動き出す。そこでは、いかなる既得権益といえども、私のドリルから無傷でいられない」


貴殿らが破壊しようとしている岩盤規制は国民の生活を守る為の規制であるはずだ。


国民生活を守る岩盤たる規制を破壊するのはやめるべきだろう。


家政婦サービスでの外国人労働者受け入れ推進と労働者派遣法改正によって起きる弊害として、現在、問題になっている出自属性によって人を差別を煽動するヘイトスピーチ等の問題が益々先鋭化することも懸念している。


国内労働者と外国人労働者による低賃金労働の奪い合いによる混乱やトラブルを防止するためにも、過激な規制緩和政策は辞めるべである。


大切なのは、社会保障を大切にし、国民の生活を守り、適正な規制による経済政策を実施することである。


雇用側に有利な規制緩和をして、労働者の権利を剥奪するような政策は格差社会少子高齢化社会を更に加速させる結果になるだろう。


女性活躍推進法も併せて考えると、家事労働の確保等の問題を解決するものではなく、女性を体の良い低賃金労働力として駆り出し、家政婦サービスによって外国人労働者を更なる低賃金で雇用する恐ろしい改正案として施行の中止と法案の白紙廃止を要望する。


以上


保守系運動体「自由の翼代表」
木島伸一


以上、内容転載終わり。


編集後記


平和安全法制が成立した本日が同パブリックコメントの提出締切日という、とんでもなく卑怯な安倍政治。


なんともはや、急いで提出したのでストック(過去の投稿)を切り貼りしたものにコメントを追加したような急造したパブリックコメントになってしまいました( ̄▽ ̄;)


まあ、それにしてもこの案件については保守界隈の声が小さい小さい。


中国の脅威がー!!といいつつ、平和安全法制に賛成しつつ、アベノミクス第三の矢で外国人労働者(来るのは近隣国だよね)への正面玄関を開くことには声を上げない。


いったいどうなっているんだ?


意味がわかりません。


是々非々にすらなっていない。


安倍マンセーじゃダメだと思います。


最近、わしのネットでの発言も保守へのダメだしのような発言が増えていますが・・・本当は自分も言いたくないんですよ。


保守界隈の方々が、少しでも安倍政権に対して是々非々で声をあげて頂ければわしのような抵抗勢力が先鋭化する必要もないんです。


山本太郎氏が喪服を着て「自民党が死んだ日」というプラカードをもって平和安全法制の成立に抗議をしていましたが、本日は自民党どころか「保守が死んだ日」というような残念な気持ちになります。


というわけで、是々非々という言葉すら忘れた保守界隈に遺憾の意を表明して当記事を終えたいと思います。


仕事の都合で、当ブログの更新頻度が下がっていますが今後とも宜しくお願い致します。



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