矜持 〜プライド〜

私は、統一地方選挙豊中市より次世代の党の公認を得て出馬した津田よしのぶを応援した。


その津田よしのぶが、次世代の党の一部支持者よりパージされるという事件が起きた。


次世代の党の一部支持者による津田よしのぶパージ事件だが、対米自立と自主防衛を訴える津田よしのぶをパージした次世代の党の一部支持者が戦後レジームそのものであることを如実に露呈するものであった。


パージの理由は津田よしのぶが、全日本憂国者連合会議の山口祐二郎議長による安保法制と沖縄をめぐる問題について、建白書を鴻池祥肇参議院安保関連法制特別委員会委員長に提出した件を引用して、対米自立という視点を有権者に問題提議したことが発端であった。


次世代の党の一部支持者は、安保関連法制に賛成の立場であり、一切の異論を認めなかった。


安保関連法制とは何か?


死に体の憲法9条の延命措置であり、ある意味、戦後レジームそのものと言えるのではないか。


言い換えれば、護憲解釈改憲である。


津田よしのぶは憲法9条で個別的自衛権の手足を縛り、自衛隊を地球の裏側まで派遣する安保関連法制の問題点を自身のギリギリ立場で一石を投じたのだが・・・次世代の党の一部支持者は津田よしのぶの問題提議を一切受け入れず、反レイシズム山口祐二郎議長の主張を次世代の党の意に反するとして、津田よしのぶに総括と説明責任を求め、問題を拡大解釈したのである。


しまいには、部外者の某ブログにも一方的な見解を投稿されるという事態になった。


私は津田よしのぶが、そこまで安保関連法制の件で自身を追い詰めていたことに気がつかなかった。


本当に申し訳ないと想う。


私は比較的、やりたい放題、自由に対米自立を訴えることができる立場だが、党籍をもつ津田よしのぶは自由に訴える立場ではない。


ある程度、清濁飲み干して、当選を獲得しないといけない立場だった。


しかし、彼は自分の立場や境遇よりも、信念を貫いたのだ。


地方議員を目指す津田よしのぶのカミングアウトに私も驚いたのだが、彼も自身の立場で憲法改正について本気で悩み苦しんでいたのだ。


私は思うのだが、立ち位置が違う意見を尊重し、問題提議をすることは全く悪くないことだと想う。


山本太郎やシールズの行動や発言に焦りと焦燥を感じていたのは、わしだけではなかったのである。


本来保守が主張するべき、日米地位協定の問題で安倍総理を追い詰める山本太郎は保守層にインストールされている戦後レジームを可視化してブラウン管を通して叩きつけたのである。


スタンダートな親米保守ならば山本太郎けしからんで終わるのだが、対米自立の視点をもつ保守ならば山本太郎に先を越された焦りを感じるはずだ。


シールズは立憲主義と平和主義を訴えつつも、改憲派も受け入れるシングルイシューで学生運動を展開した。


その学生運動は国会を包囲してしまうほど拡がり、保守は運動でも完膚なきまで叩きのめされる結果になった。


本来ならば、拉致問題も国会を包囲すべき問題ではないのかという視点を津田よしのぶと私は共有していた。


拉致問題で国会を包囲することすらできないことに焦燥感を感じることも、スタンダートな保守層には感じることができない感性だろう。


私も津田よしのぶの弾除けくらいになろうと思ったのだが、力及ばず今回のような顛末になってしまった。


本当に情けない限りである。


もはや、現状の保守界隈での活動復帰は「ほぼ不可能」な状況になってしまった。


何も力もなれず、申し訳ないと想う。


そこで、この記事を読んでいる方にお願いがある。


津田よしのぶは、政治家になる希望をまだ捨てていない。


どうか、応援してほしい。


彼は私の盟友であり、安全保障やエネルギー政策で価値観を共有するものである。


どうか、津田よしのぶを応援して頂きたいと切に願うものである。


同時に、海外の女性ジャーナリストが難民の児童を蹴り上げたことを批判した津田よしのぶを誇りとしない、次世代の党の一部支持者に遺憾の意を申し上げる。


ネットで津田よしのぶに対してスパイと罵倒する言葉や、一方的な批判が見受けられるので、敢えて当ブログにて津田よしのぶの弁護と支持を申し述べさせて頂いた次第である。


男にはプライド・・・矜持があるのだ。



右から考える脱原発ネットワーク公式ブログ
↓興味のある方はクリック↓
banner.jpg

にほんブログ村 政治ブログへ
にほんブログ村


政治 ブログランキングへ